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GIGAZINE編集長のいうプロフェッショナルとは?

前回のGIGAZINEの上司と部下の間にある溝の冒頭の方で、会社としては、「記事を充実させたい」→「ブログPV向上」→「広告収入アップ」を期待していると書きましたが、これって期待通りになってるんじゃ・・・と後で見直して気づきました。

10人もの編成で、日々10記事以上を更新し、2006年度4月には月間PV(ページビュー)312万だったのが、2010年6月には月間PV 6963万と大成長。それに連動して広告収入がアップしていないわけがありません。

問題は、「記事の量」は充実しているが、「記事の質」が伴っていない点。「広告収入アップ」してるのに赤字経営が続いており、おそらく社員の給与も不満が出るレベルにある点。以上です。

このことを踏まえて、今回はGIGAZINE編集長のいうプロフェッショナルについて考えます。
前回の話で、「ああいう考え方」とはどういう考え方か?という点は後で確認します、と書いておきながら、確認する前に記事が終わったしまったので、今回はその続きです。


【求人募集】GIGAZINEで働きたいネットワークエンジニア・Webプログラマー・Webデザイナーを募集します(GIGAZINE)

編集長の山崎です。先日から開始した記者・編集の募集について、これまでの過去の募集を大きく上回る前例のない数の求人が来ており、激励する文章も想像を絶するぐらい多く送られてきており、非常にありがたい限りです。ああいう考え方は自立心の強い人か経営者レベルでないと理解できないのではないかと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。本当に、本当にありがとうございます。



お題の、「GIGAZINEの求める人材とは?」の答がここにありますね。

自立心が強いか経営レベルでないと理解できないと編集長が思っているああいう考え方を持っている人です。


【求人募集】GIGAZINEのために働いてくれる記者・編集を募集します(GIGAZINE)

上からの命令ではなく、もっと自由に、そして自主的に動くことを期待してさまざまな社員を記者・ライター業務など未経験であっても将来の可能性に期待して雇ってきました。これは多彩な視点を持った人材を雇うことによって、多様な視点の記事ができることを期待してのものでした。



まずは自主性。前回の話のなかでも、「社員がプライベート時間を使って自主的に勉強してくれない」とお嘆きのシーンがありましたが、つまり言わんとしているのはこういうことです。

もしGIGAZINEが自分のブログであったなら、そして可能な限り良質な記事を多く読者に提供したいと願っているなら、「業務時間が終わったから記事書くのやーめた」とはならんでしょ!という話。

このことは、以下の部分が端的に語っています。

「仕事は仕事、プライベートはプライベート」というような消極的考え方をする人ではなく、「自分はGIGAZINEだからこそできることをするためにGIGAZINEで働きたい、ほかのところでは働きたくない!」というプロフェッショナル的な考え方をする人を求めます。


そしてプロフェッショナルとはそういうものだと語っています。

この記事からだけでは、残念ながら編集長が本当にプロという言葉の意味を履き違えていないかの微妙なニュアンスを汲み取ることが私にはできません。



少しプログラムの世界の話をします。

今ここに、5人が100日かけてようやく完成するであろうシステムの開発案件の話があります。作業量は工数という単位で表され、このケースでは5人×100日=500人日の開発プロジェクトになります。ある日、営業担当はこの案件を50日で完成させる条件でクライアント(顧客)から受注してきました。

本来100日かかる案件を50日で処理せねばならなくなりました。プログラマリーダーは上司に開発人員を倍に増やして欲しい旨を伝えましたが、上司は「そんな余裕はない。お前たちで何とかしろ。プロだろ!」と全く取り合ってもらえませんでした。

結局、本来は500人日必要なところを、5人×50人日=250人日の工数でどうにかせねばならなくなりました。プロジェクト発足当初から、全ての開発工程での必要最低工数を確保できません。おそらくテスト工程が最も犠牲となるでしょう。気が滅入ります。

プログラマリーダーは開発メンバに現状を説明し、通常の8時間業務に加え、追加で5時間のサービス残業が避けられない旨を伝えました。進捗状況によっては休日出勤もあり得ることも合わせて伝えました。メンバからは、つい先日終了したプロジェクトにおいてもサービス残業を強いられたことへの不平・不満が噴出したものの、そこへ彼らの上司が突然表れ、「この程度のことで不平・不満を漏らすとはプロとしての自覚が足りない」だの「文句を言うなら結果を出してから言え」だの散々言われ、現場はお通夜と化しました。

そして翌日、開発メンバの1人が会社を辞めました。前日、「もう辞めたい・・・」とボソッと呟いた彼が、その言葉の通りの行動を起こしてしまいました。上司は相変わらず「これだからプロとしての自覚が・・・」云々と怒り心頭の様子です。

人員を1人追加補充してもらえたものの、結局このプロジェクトは失敗に終わり、今日も上司の「結果も出さずに文句ばっかり・・・」云々などの愚痴が社内にこだまするのでした。


以上、作り話でした。ただし、現実のエッセンスが多少加わった作り話です。



このように、失敗が目に見えている過酷極まるプロジェクトをデスマーチ(死の行進)と呼ぶことがあります。

デスマーチ(Wikipedia)

マネジメントの出来ないプロジェクトマネージャ、エンジニアリングの出来ないシステムエンジニアが強力な権限を持つ会社では、プロジェクトがデスマーチ(死の行進)化しやすく、その状態が慢性化するリスクが高いと言えます。ここでの、強力な権限とは「逆らうことが出来ない、意見できない」そのような力を指します。意見できても「クビにされる」などは強力な権限を持っていると言えるでしょう。




ではもう一つ、先とは違う視点で別の話を。

ゲーム開発会社は、クリエイティブ性を強く打ち出しているためか、出退勤時間や服装・勤務時間中の行動などが比較的自由である職場が多いです。この職場もそのような典型で、フレックスタイム制・私服出勤・担当分を消化した場合には、ゲームで遊ぶことも自由です。

週1回の進捗会議では、各々の担当の進捗状況の確認と、新規作業の割り当てを行うのですが、今日の会議は少し揉めています。プロジェクトマネージャがユーザーインターフェイス(GUI)担当のプログラマへ作業が大幅に遅れていることへの説明を求めているのです。

現在開発しているゲームのGUIの基礎部分は、サードパーティー製のGUIライブラリを使用しており、今回の作業の遅れがそのGUIライブラリのバグに起因している可能性が高いこと、そのためライブラリの開発会社にメールで問い合わせをし、今その返信待ちの状態である旨をプロジェクトマネージャに説明していました。

一通りの話を聞いた後、プロジェクトマネージャはGUI担当に「メールの返信を待っている間何をしていたのか」を問いました。するとGUI担当は「新作のゲームをしていた」と答えました。

プロジェクトマネージャは日頃から「自社の開発速度は他社と比べ低いのではないか」という思いに駆られていました。以前勤めていたゲーム開発会社の開発速度と比較すると、今の会社はその半分以下に思えるのです。

進捗会議では、基本的に自己申告に基づき、その月またはその週に行う作業内容と作業量が決定されていきます。

ゲーム開発は、他の一般的なシステム開発と異なり、作業見積もりの定量化がやりずらい側面をもっています。まさに経験・勘・度胸のKKDが幅を利かせていると言ってもよい状況です。プロジェクトマネージャはこの曖昧さに付け込まれて、「作業分量を甘く設定されすぎているのではないか?」という疑念を持っていたのです。

その思いをプロジェクトマネージャは開発メンバにぶつけましたが、その瞬間に開発メンバからのもう反撃を食らいました。「プログラマでないものに勝手に見積もりの予想を立てるな」だとか、「新作ゲームをプレイすることを無駄なことと言われているようで不快」だとか、終いには「お前が率先して和を乱している」などと罵られ、コミュニケーション能力の不足しているプロジェクトマネージャという烙印を押されてしまいました。

以来、プロジェクトマネージャは開発メンバの顔色を伺いながらの発言が目立つようになっていき、自らが正しいと思う発言も自粛するようになっていきました。


以上、作り話です。ただし現実のエッセンスが多少加わっています。


前の話は「プロって言葉の意味、履き違えてない?」がお題で、
後の話は「GIGAZINEの編集長ってこんな気分?」がお題でした。



私自身の価値観や世界観、問題意識や目指すものとあまりにも違いすぎる人材が多数派を占めるに至り、「払われた金の分だけしか働かない、働きたくない、記事を書くのは面倒くさい、そもそもできれば書きたくない」という風潮が編集部内に蔓延し、そのことを明言する者さえ現れました。



さあ、この引用部分は、前の「もう辞めたい・・・」とボソッと呟いた彼の立場で読むべきでしょうか?それとも、コミュニケーション能力不足の烙印を押されたプロジェクトマネージャの立場で読むべきでしょうか?


どちらの立場で読むかで、全く文の意味合いが違ってきます。GIGAZINEの記事を素直に読むと、つい編集長の肩を持ちたくなりますが、「働きたくない、面倒くさい」と言っている従業員の話も聞けば、大分話が違ってくるかもしれません。

GIGAZINEで働くという事は、普通の雇用主と労働者の関係とはまったく違うのです。「ニュースサイトで記事を書くというのは、普通の労働とは絶対に違うのだ!」ということを事前にちゃんと理解していただきたいのです。


何故、「ニュースサイトで記事を書く」の部分を「デスマーチ」と読みかえたくなるのでしょうか?


今回はここまでです。まだ続きます。
続き:何故GIGAZINEはいつまでも赤字なのか?
[ 2010/08/04 ] 未分類 |

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